こんにちは!キノケンです。
「運動すると体に良い」とは昔からよく言われていることですが、具体的に、運動にはどのような効果があるのでしょうか?
実は運動には、身体機能が向上するだけでなく、非常に様々な効果があることが最近の研究で判明してきました。
①運動をすることによるメリット
②具体的な研究例
③運動のなかでも効果の高い運動は?
④運動はなぜこれだけの効果をもたらすのか?
⑤まとめ
①運動をすることのメリット
・ストレスの軽減
・ストレス耐性がつく
・脳機能の向上
・集中力の向上
・学力の向上
・創造性の向上
・記憶力の向上
・うつの改善
・異性にモテる
・病気にかかりずらくなる
・身体機能の向上
・ダイエット効果
・肌が若返る
・睡眠の質の改善
・性生活の向上
・健康寿命が延びる
・・・etc
②具体的な研究例(運動によって学力が向上するのは本当?)
スウェーデン南部スコーネ地方の町の、学力が同じ2つの小学校を対象に、「週5日、体育の授業を組み入れた学校」と「通常どおり、体育の授業を週2日のままにした小学校」とに分け、その後の学力テストやメンタルの状態などを調査しました。
結果、「週5日、体育の授業を組み入れた学校」では、体育はもちろんのこと、特別な授業を受けたわけでもないのに、英語、算数、国語などの学力も、体育の授業を週2日行った小学校よりも高くなったのです!
これは、運動をすることで、脳の重要な部位である海馬が大きくなり、結果的に学習効率が大幅に向上したためと考えられています。
③運動のなかでも効果の高い運動は?
効能によっては、ウォーキングや筋トレなどが最も適しているものもありますが、①で説明したような様々な効果をより多く受けるためには、今のところ、心拍数が上がる程度の20分以上のランニングが最も適しているのではないかといわれています。
ただ、ランニングでないといけないということはなく、また、4分以上の運動でも学力の向上等の効果が得られたという結果もあることから、どんな運動でも、すればするだけメリットはありそうですね。
④運動はなぜこれだけのメリットをもたらすのか?
人類の過去を遡ってみると、脳が急激に発達してきたのはおよそ100万年前。当時の脳の最も重要な役割は、移動し、獲物を獲得し、生き残ることでした。
そのため、より多く動く人種ほど脳の機能が向上する仕組みとなっていました。
スマホで何でも調べられる時代になった現代、脳の役割は大きく変化しましたが、人の脳の仕組みは当時と大きく変わっていないため、運動することで、これだけ多くのメリットを享受することができるのです。
⑤まとめ
運動することのメリットは、今回列挙した以外にも数えきれないほどのものがあります。筋トレ界隈では有名な「testosterone」さんが「人生の99.9%の問題は筋トレで解決できる!」という本を出版しているのも、運動のメリットを理解したあとだと、なんだか納得がいきますね。
参考文献
著者:アンデシュ・ハンセン
タイトル:「運動脳」
出版社:サンマーク出版
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